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「じゃあお嫁さんになる!そしたらディアの物になるんだよね?」
おじいちゃんとおばあちゃんみたいに、ラブラブでイチャイチャになるんだと話すディア。
「お嫁さんって、ジェイクはどうしたんだよ。」
「だって子供なんだもん。ガルダはおじいちゃんの次にかっこいいし~。」
「バカだな~。ガルダはおばあちゃんが好きなんだぞ?お嫁さんなんて無理無理~。」
ガルダはませた二人の会話を唖然としたまま聞いていた。
と、ティムにからかわれたディアが涙ぐむ。
「ディアはお嫁さんになれないの……?おばあちゃんが好きだから……ガルダは結婚しないの……?」
「そんな事ないですよ。シルビアさんより好きな人ができたら結婚だって考えますし。でも……」
笑顔になったディアをガルダが諭す。
「ディアちゃんはまだ8歳でしょ?結婚はまだまだ先の事……。大人になったらもっと素敵な人が現れると思いますよ。こんな半獣の私なんかより、ず~っと素敵な男性がね。」
「ガルダが一番だもん……。ディア、絶対ガルダと結婚する!だからお嫁さんにして!」
8歳の子供がプロポーズをしている。
ちょっと驚いたガルダだが、泣かせるのも可哀想だと考えた。
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