31人が本棚に入れています
本棚に追加
/463ページ
「はは、大人になっても気持ちが変わらなかったら結婚しましょうか。」
相手は子供だからと、笑って約束したガルダだったが……
「ちゃ~んと録音したよ。約束破ったら僕が許さないからね。」
「わ、さすが双子の連携プレイ……。はは、良いですよ。大人になって、それでも私と結婚したいと言うなら……その時にはちゃんと考えますからね。」
「ほんと!?じゃあ約束だよ!」
嬉しそうに抱きつき嘴にキスをする。
そのキスを受け、首を傾げるガルダ。
シルビアのキスとは違う感覚に戸惑っていた。
相手が子供だからなのか、いまいち良く分からない感覚だった。
「でも……結婚って何か分かってるんですか?」
「んーと、ラブラブで一緒に暮らす事。おじいちゃん達みたいにハグとキスでイチャイチャするの。」
それを聞き、やっぱり子供だと笑うガルダ。
笑われたディアがぷくっと膨れる。
「あはは、ごめんね。ハグはできるけどキスはできないんですよ。嘴ですからね。」
「できるでしょ?さっきもしたよ?」
「あ、そうか。はは、そのキスならできますね。」
子供のキスと大人のキス。
ディアにはその違いが分かっていないのだ。
.
最初のコメントを投稿しよう!