誕生日と誕生日

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「何て言ったのよ!私のこと馬鹿にしたんでしょ!」 「ふ、老けたシルビアのくせにって、あははは、」 「言ったわね!?これでも同世代より若く見られてるんだから!」 フィリアを睨み怒り出す。 「なに喧嘩してんのよ。動物相手に馬鹿みたいよ?」 シルビアが呆れて立っていた。 「だって私のこと老けたママって言ったのよ!?」 「事実でしょ。ディ~ア、ちょっと隣にいらっしゃ~い。」 軽く流してディアを連れて行く。 「娘に対してあの言いぐさ!自分が若くなったからってムカつく!」 「まあ確かに事実ですからね。でも良いじゃないですか。昔のママより若く見えますよ。」 ウインクし、シャスタも笑って隣の部屋に戻って行った。 「パ、パパまであんなこと言って!まったく、娘を何だと━━」 母親達の視線に気づき、苦笑する。 「おじいちゃんって……?パパって……なに……?」 「あ、あはは、んー……、今度出す本を見れば分かる……かな?」 良く分からないと言った顔をしている母親達。 何とかごまかしパーティーを続ける。 .
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