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3ヶ月後、シャスタとシルビアはフロリダの地にいた。
今日は待ちに待った演武の大会が開催される。
シルビアが出場するのは最高レベル部門の『型を競う部門』と『フリーの演武部門』
そして『型部門の武器を使う部門』だ。
ついでだからとシャスタも出場する事になり、同じく最高レベル部門の『武器を使う部門』と『組み手部門』に参加する。
武器の部門は刃のついた武器とそれ以外に分かれている為、シルビアは剣術でシャスタは棒術にした。
「よし!絶対優勝するわよ!」
「はは、頑張りましょう。」
笑って会場に入るチャイナ服の美男美女。
格闘界でも有名な二人は当然注目を浴びる。
まずは型を競う部門だ。
伝統的な型を披露するシルビアは、上下のチャイナ服で演武に臨む。
それは優雅さとはかけ離れた凛々しいものであり、美しさを武器に戦っているのではない事を証明した演武だった。
そしてフリーの演武が始まる。
新体操さながらのジャンプや回転を取り入れた武術披露。
こちらは優雅さと華麗さと凛々しさが融合した演武となった。
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