31人が本棚に入れています
本棚に追加
/463ページ
5年の月日が流れ、2047年9月。
5歳になった神々の子供達がキンダーガーテンに入学する。
「タナトスも同級生になっちゃったわね。子供と孫が同級生って何か笑えちゃう。」
「それが神の世界なんだよ。んなのどーでもいいじゃねぇか。」
娘と息子の手を引いて、ニコニコしながら移動するシヴァ。
「シヴァ、穏やかになったわよね。セフィーナの影響かしら……。」
パールヴァティーがしみじみとつぶやいた。
「下界で子育てしているせいでしょ?一気に成長する天界と違って下界はゆっくりですからね。それだけ父性愛も大きくなりますし、穏やかにもなりますよ。まあ、セフィーナの影響はかなり大きいでしょうけど。」
シヴァの様子を見てシャスタが笑う。
「あはは、セフィーナは優しいお父さんが好きなんだよね~。」
「うん!優しいお父さん大好き!」
シルビアに問われたセフィーナが満面の笑みで答える。
僕も~、とマティアス。
それを聞き、シヴァが嬉しそうに笑う。
「僕も優しいおじいちゃん大好き~。」
タナトスにも言われ、メロメロとなる。
「不良体質は変わってないのにね~。ベッドの上じゃ破壊的だし~。」
「あ、おま、子供の前でエロ話すんなよ。教育に悪いだろーが。」
その台詞に噴き出すガネーシャ。
他のみんなも笑い出した。
.
最初のコメントを投稿しよう!