31人が本棚に入れています
本棚に追加
/463ページ
「父さんがそんな事言うようになるなんて思わなかった、あははは、」
「変われば変わるものですね。良いお父さんしてますよ。」
と、みんなが笑う中、シルビアがアレックスの異変に気がついた。
「アレックス~、リラックスよリラックス。お友達たくさんできるからね。」
「う、うん。でも……パパ達は帰っちゃうんでしょ……?」
ちょっと不安そうな顔をしている。
「あれ?パパの息子は強いはずなんだけどなぁ。武術はできても心は弱かったのかな?残念だなぁ……。」
シャスタががっかりした様子を見せると、アレックスの態度が一変した。
「弱くないよ!パパとママの息子だもん!心も体も強いからね!」
「それでこそパパの息子です。楽しく学んで来るんですよ。」
うんっと笑うアレックス。
頭を撫でられ緊張も無くなった。
ファミリーが教室に入ると、教師が低姿勢で出迎えた。
5年の間に神である事が信じられていたからだ。
今では普通に瞬間移動なんかもしている。
そんな彼らの容姿は━━。
シヴァとパールヴァティーは元より、28歳になったシルビアの見た目は25歳で止まっていた。
シャスタは一般の神より若めの28歳で成長を止めた。人間の時と同じ、歳の差3歳でいたいという理由からである。
ナンシーはガネーシャと結婚した時の26歳で止まっていた。
.
最初のコメントを投稿しよう!