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「本気で好きになる前に気づけば良かった!何億年も生きてるガルダが子供を相手にするはずなかったんだ!」
更に大泣きするディアに困惑するシルビア。
自分には何とも言えない。
ペアにはなって欲しいが確証がないのだ。
「だ、大丈夫よ、大人になったらちゃんと考えるって言ってたんでしょ?好きなら好きでその思いを通しなさい。例えガルダとペアになれなくても、貴女の相手はちゃんといるんだから。」
「ガ、ガルダしかいないもん!ガルダしか好きになれないもん!他の相手なんかいらない!」
泣きながらトレーニングルームを飛び出し、ドアの所で子供達を連れたシャスタとすれ違った。
「あれ!?ディア!?何で泣いて!?」
孫娘の涙に戸惑うも、子供達を放って追い掛ける訳にもいかず……。
追うに追えず、苦笑しているシルビアに何があったのかを尋ねた。
「んー……参ったわね。あの子、ガルダに本気で恋しちゃってるのよ。」
「それ、今更じゃないですか。」
ディアがガルダを好きなのは周知の事実だった。
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