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「そうなんだけど……子供の頃の約束をずっと信じてて、気休めだった事に気づいて大泣きしちゃったの。ほんとにペアなら良いんだけど……。」
「そうですか……。16歳まであと2年ですか?早く分かれば良いですね……。」
今は何もしてあげられない。
成り行きを見守るしかないのだ。
ふと子供達の顔が目に入り、話題を変える。
「やっと起きたわね~。たっぷりお昼寝した分、頑張ってもらうわよ~。」
初めての学校で気疲れしたのか、帰るなり寝入ってしまったのだ。
「じゃあ、シヴァが来るまで身体をほぐしておきましょう。」
は~いと返事をした4人の子供達が身体をほぐす。
いずれは神として任務につく子供達。
人間の上に立つ者として鍛える事にしたのだ。
それは女神になるセフィーナだって例外ではない。
まだ司るものが何かは決まっていないのだから。
そして子供達の身体がほぐれた頃。
ようやくシヴァが顔を出し、日課のトレーニングは始まった。
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