ガルダとディアのすれ違い

11/11

31人が本棚に入れています
本棚に追加
/463ページ
「そうなんだけど……子供の頃の約束をずっと信じてて、気休めだった事に気づいて大泣きしちゃったの。ほんとにペアなら良いんだけど……。」 「そうですか……。16歳まであと2年ですか?早く分かれば良いですね……。」 今は何もしてあげられない。 成り行きを見守るしかないのだ。 ふと子供達の顔が目に入り、話題を変える。 「やっと起きたわね~。たっぷりお昼寝した分、頑張ってもらうわよ~。」 初めての学校で気疲れしたのか、帰るなり寝入ってしまったのだ。 「じゃあ、シヴァが来るまで身体をほぐしておきましょう。」 は~いと返事をした4人の子供達が身体をほぐす。 いずれは神として任務につく子供達。 人間の上に立つ者として鍛える事にしたのだ。 それは女神になるセフィーナだって例外ではない。 まだ司るものが何かは決まっていないのだから。 そして子供達の身体がほぐれた頃。 ようやくシヴァが顔を出し、日課のトレーニングは始まった。 .
/463ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加