ガルダのプロポーズ

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「や、やっぱり16までしない。キ、キスだけで良い。」 微笑み口づける。 濃厚なキスをしていると、またもやドアがノックされた。 「ディア、起きてますか?夕食の時間ですよ。」 「お、起きてるよ、おじいちゃん。すぐ行くから。」 「じゃあ、食堂でね。」 遠ざかって行く足音にほっとする二人。 顔を見合わせクスクス笑う。 「では私はこれで。」 「うん。また来てくれる?」 「来ますよ。私の愛しいディア。」 チュッと口づけ化身を解いた。 帰ろうとして呼び止められる。 「やっぱりこっちの方が格好いい……。」 そう言って嘴にキスをする。 「はは、ありがとう。」 可愛いディアの頭を撫でて、ガルダは姿を消した。 ひとりになったディアは思い出す。 ガルダに愛されたあの甘い時間を……。 「早く16になりたい……。」 ため息をつき、つぶやいた。 やはりあの祖父母にしてこの孫ありだ。 エロの遺伝子も受け継がれているらしい。 .
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