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「ここはペットの同伴が許されているようですね。私達も後でお参りしましょうか。」
「する~。あ、でも黒豹でも大丈夫かな……。」
「神主さんに確認取ってみますね。」
そう言って移動したシャスタが神主に話しかける。
ビクッとした神主がキョロキョロしていた。
「か、神の声……?」
それを聞き、ハッとした。
姿を消したままだったのだ。
「失礼しました……。私は知識を司る神シャスタです。姿を見せますが驚かないで下さいね。」
そう言って姿を現すと、驚いた神主が腰を抜かしてしまった。
突然、黒豹に乗ったチャイナ服の男が現れたのだから仕方がない。
指をさしたまま口をパクパクしている。
「大丈夫ですか?驚かせてすみません……。何しろ神になってまだ1年なもので……。」
神主の抜けた腰に、創造の光を浴びせて治療する。
「ほ、本物の、神様、が、家の神社に、」
感激しているのか、涙が滲んでいた。
「シャスタ!正体明かしちゃ駄目じゃないの!」
「女神様もいらっしゃるんですか!?」
声だけのシルビアに、神主がキョロキョロする。
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