ガルダのプロポーズ

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「ガルダに釘刺しておかなきゃな……。間違いを起こしたら殺してやる……。」 「いや、あいつ不死だし。うっ」 ギロリと睨まれ言葉に詰まるシヴァ。 シルビアがくすくす笑っている。 「やっぱり父親ね~。どこの父親も娘を守ろうとすると迫力満点なんだから。でも大丈夫だと思うわよ。婚約した直後で盛り上がっただけだと思うし。ディアの身体の負担を考えたらやらないでしょ。」 「うん。16になるまでしないって。」 「16でも早い!高校卒業するまで禁止だ!」 父親の言葉に不満そうな顔をする娘。 「16でやっちゃったのは誰かしら?説得力ないわよ、マルク。」 「し、師匠!こ、子供にバラさないで下さいよ……。」 「16で良いじゃない。私なんか20まで待ったんだから。大変だったのよ?シャスタを思い出して悶々して……。夢にまで見ちゃったわ。」 前世の記憶が戻ってからの4年間、彼に恋い焦がれて辛かった。 「あはは、濃厚な夢ですか?現実とどっちが濃厚でした?」 「どっちも濃厚。起きたらぬるぬる。」 笑って話すシルビアに、また始まったとかぶりを振る家族達。 神々のエロ話は今では聞き流す事にしていた。 .
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