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格闘に興味が無かったティムも、9歳の頃から修行を積んでいた。
ディアに遅れる事3年。
だが、シャスタとシルビアの血筋を受け継いでいる孫だ。
その実力はディアに負けていない。
5年の修行でディアと互角になっていた。
いや、ティムの方が少し上を行っている。
「やった!ディアの勝ちね!」
「へへっ、婚約祝いだよ。今日だけは勝ちを譲ってやる。」
「負け惜しみ━━じゃないね。うん、ありがと。」
「ほら、タオル。」
ディアにタオルを投げ渡し、腰を降ろして話し合う。
「良かったな、プロポーズされて……。」
「うん。気休めだった事に気づいて泣いてたの……。そしたらガルダが来て……ガルダも自分の気持ちに気づいたって言って……。本当は16になったら改めてプロポーズするつもりだったんだよ?でも先にプロポーズされちゃった。」
えへへと嬉しそうに笑う。
「お前、本気だったもんな。傷つかないうちに諦めて欲しかったんだぜ?」
だからわざと馬鹿にしていたのだと本音を聞かせた。
そしてコムリンクを操作する。
〔はは、大人になっても気持ちが変わらなかったら結婚しましょうか。〕
流れた声に驚くディア。
5年前のガルダの台詞だ。
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