ガルダのプロポーズ

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「ずっと残しておいたの……?」 「証拠だからな。約束破ったら俺が許さないって言ったろ?」 「もしかしてその為に修行始めたの?格闘好きじゃなかったのに……。」 「へへっ、そういう事だ。けどもう消しても良いよな?正式に婚約したんだし。」 「んー……16まで残しておいてくれる?やっぱりちょっと不安だし……。」 「ペアの事か?大丈夫だって、絶対ペアに決まってる。お前の一途さ、おばあちゃんに負けてないだろ?」 「うん。でもガルダの気持ちが変わったら……?無いって信じたいけど……相手は天界人だし……。」 「そうか~?ガルダも一途っぽいぜ?ま、心配なら残しておくよ。」 うんっと頷いたディアの頭を撫で、その音声を保存する。 「なあ、ディープキスってどんな感じだ?」 「そ、それ聞くの?」 「へへっ、今後の参考にな。」 「ぷっ、エロティム~。さすがエロ魔神の孫ね。」 「お前だって孫だろ?しかもペッティングまでしやがって。」 「さ、されたんであって、し、した訳じゃないもん、」 「うわ、したのかよ。まさか握ったとか?」 ぼふっと真っ赤になるディア。 双子の間では嘘など通用しないのだ。 .
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