深夜のデート

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「やっぱ……やったのか……?裂けてないか……?」 心配するティムに、ぶんぶん首を振る。 「し、してない、いるのも知らなかった。何でいるの……?」 「な、何でって……。デートして寝ちゃったディアをベッドに寝かせて、帰ろうとしたら抱きつかれて……。寝ながら行かないでって泣いていたから……安心させようと抱き締めていたら私も寝ちゃってて……。」 言われてみれば途中からの記憶がない。 「そ、そっか、あはは、ごめんね。」 頭を掻き、苦笑しながら謝罪した。 「ティム~?ディア起きないの~?熱でも出した~?」 ソフィアの声が近づいて来る。 慌てて立ち上がり、ディアの額にキスして化身を解くガルダ。 「か、帰りますね。ティムみたいに誤解されると困るでしょ?」 「帰ってもバラすぞ。夜這いかけたって話すからな。」 「な、何でそんな!?し、してないでしょ!?」 「昨日の食卓でさー、すっげー怒られたんだよなーディアの奴。ディープキスとペッティングの事でさー。不公平だよなー。」 棒読みでそう言った次の瞬間、 「ガルダの方からしたんだろ!?責任取って父さんに怒られろよ!」 怒鳴られ、うっと言葉に詰まる。 バレている事もショックだった。 .
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