深夜のデート

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「それにさ、正式に婚約したら挨拶くらいしろよな。嫁に貰うなら親に挨拶しなきゃ駄目だろ?」 「こ、子供にたしなめられるとは思わなかった……。」 「俺たち双子なんだぜ?ディアを嫁にするなら俺も子供扱いすんなよ。義理の兄だぞ、俺。」 ニッと笑ってティムが言った。 「何が義理の兄よ。ガルダより何億歳も年下のくせに。」 「兄は兄だろーが。一応俺が先に産まれてんだからな。」 「だからってガルダを弟呼ばわりさせないからね!ティムよりずっと大人なんだから!」 「お前だってガルダよりずっと子供じゃねーか!」 喧嘩が始まってしまい、おろおろするガルダ。 「何だ、元気なんじゃないの。心配させないでよね。あら、ガルダ早いわね。そんなにディアの顔が見たかった?」 「はは、おはようございます……。」 ラブラブね~と笑うソフィア。 「母さん……。母親としてそれで良いのか?寝てたんだぞガルダは。ディアの隣でぐっすりと。」 「何で余計な事言うのよ!馬鹿ティム!」 「事実だろ!?俺はお前を心配してんだよ!裂けたらどうすんだ!?」 唖然としてガルダの顔を見る母親。 昨日のペッティングの事を思い出す。 .
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