深夜のデート

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「あ……あんた……シヴァ神よりロリコンじゃないの……。ってゆーか何してんのよ!ディアはまだ14歳なのよ!?」 「ち、ちが、そ、添い寝していただけで、何もしていませんよ、ホントに、」 ディアを見るとこくこく頷いていた。 「ディア!早く着替えて食堂に来なさい!みんな待ってるんだから!ガルダも来るのよ!逃げたら許さないからね!ティム!いらっしゃい!」 ティムを引き連れ部屋を出て行くソフィア。 その迫力に顔を見合わせ苦笑して。 恐る恐る食堂に顔を出す。 「やっと来たわね?早く座んなさい。子供達もう限界よ?」 家長のシルビアに言われ、席に着く。 ディアの隣にガルダの席も用意されていた。 二人が席に着いたのを確認し、シルビアの合図で朝食を食べ始める。 「あ、ほら、ゆっくり食べなさい、喉に詰まりますよ。」 限界を迎えていた子供達がすごい勢いで食べていた。 案の定、喉に詰まらせ苦しむマティアス。 「水飲め水!」 シヴァから水を受け取りゴクゴク飲む。 「はぁ~……。ありがとう、お父さん。」 「だからゆっくり食べなさいって言ったでしょ。」 「うん、パパ。」 シャスタとシヴァの間に座るマティアス。 二人の父親に頭を撫でられ嬉しそうに笑っていた。 その様子をにこやかに眺める家族達。 その一角で、痛い視線を浴びているガルダとディア。 ソフィアとマルクがジーッと見ているのだ。 .
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