ディアのフィアンセ

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「私はこっちの方が良いんですけどね。ディアの顔が見られますから。という事で、このまま行きますよ。」 促され、諦めて首に抱きついた。 恥ずかしいが、目の前にはガルダの顔。 へへっと笑い、嘴に口づける。 「きゃっ、ラブラブね~。シャスタ、私も抱っこ。」 首に抱きつきおねだりする。 「はい、喜んで。私の愛しいシルビア姫……。」 ふわっと横抱きにして口づける。 目の前で交わされる祖父母の濃厚な口づけ。 自分達もあんな風だったのかとディアが真っ赤になる。 「はぁ……シャスタぁ……」 「はは、了解です。」 笑って姿を消す二人。 「相変わらず仲がおよろしい。ん?」 ディアがきょとんとしていた。 「何で行っちゃったの?」 「シルビアさんが━━と言うか、二人とも我慢できなくなって愛し合いに行っちゃったんですよ。」 「そ、そうなんだ……。あ、あは、な、何か恥ずかしい……。いつも見てたのに、どうしたんだろ……。」 いつもは、またやってる程度にしか思わなかった二人のイチャつきが、見ていて何だか恥ずかしく思えたのだ。 .
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