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目指すはディアの通うハイスクール。
目立つかに思われたガルダだが、思っていたほど気づかれずに飛んでいた。
地上にスクールバスを発見し、それを追い越し先に学校へと到着した。
校門前にふわりと舞い降り彼女を降ろす。
頭を撫でながら頑張っておいでと言うガルダ。
そこへバスが到着し、生徒達が降りて来た。
ガルダの姿を発見し、わいわい集まる生徒達。
「何で俺より先に着いてんだよ。天界経由で来たのか?」
「ううん、お姫さま抱っこで空中デート。」
「うわ、俺も乗りてぇ!今度乗せてくれよ!」
乗った事のないティムが羨ましそうにお願いする。
「んー……ディアとシルビアさん以外は乗せたくありませんね。正直、もうヴィシュヌさんからも解放されたいくらいです。乗り物として仕えるなら女神シルビアが良いですよ。私生活ではディアだけ乗せて……。」
「じゃあ、不死と高い地位を返上してもらいますよ。」
ビクッとするガルダと、黄色い声を上げる女生徒達。
維持神ヴィシュヌが愛娘と共に降臨した。
「あ、ファルミナちゃん、おはよう。」
「ディアお姉ちゃん、ティムお兄ちゃん、おはようございます。」
「おう、おはよう。お前、ほんと可愛いよな~。」
頭を撫でて可愛がるティム。
ファルミナは嬉しそうに笑っている。
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