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現在5歳のファルミナは、超絶美男子ヴィシュヌと絶世の美女ラクシュミーの愛娘。
その可愛さは群を抜いていた。
「ティム、貴方にはあげませんからね。」
「い、いらないし!恋愛対象から外れてるって!ロリコンじゃねぇよ俺は。ガルダと一緒にすんなよな……。」
「そうそう、そのガルダ。貴方、一体何をしてるんです?夜中に下界に降りたきり戻って来ないで……。」
「え、いや、その、添い寝していて眠っちゃって、」
「添い寝?シルビアさんにですか?アニマルパラダイスでもしたんですか?」
しどろもどろのガルダに首を傾げるヴィシュヌ。
「何でおばあちゃんに添い寝すんのよ!おじいちゃんがいるのに!ディアに決まってんでしょ!?」
仁王立ちで頬を膨らませるディア。
「あ、そういう事ですか。怖い夢でも見たんですか?それで添い寝を?」
「なに馬鹿にしてんの!?ラブラブだからに決まってんじゃないの!ちょっと顔が良いからって人馬鹿にして!そんなんだからおばあちゃんに相手にされなかったのよ!」
「わ、そんな昔の事持ち出さなくても、」
ぷんぷん怒るディアをガルダが慌てて掴まえる。
「相手は維持神なんですよ?私の仕えている神でもあるんですから敬わないと……。そんなんじゃ奥さん失格になりますよ?」
その言葉に固まるディア。
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