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「や、やだ、失格やだ、せっかく婚約したのに、失格やだーーっ!」
わっと泣き出したディアに焦るガルダ。
「言葉のあやですよ言葉のあや。ちゃんと奥さんになれますから泣かないで、ね?」
泣いているディアを抱き締め優しく頭を撫でる。
彼女が落ち着いた頃、ようやくその静寂に気がついた。
二人の会話にみんなが茫然としていたのだ。
「ディアのフィアンセってガルダだったの!?」
「妄想じゃなかったのかよ!」
ティムのせいで可哀想な子に見られていた為、その反響はすごかった。
「き、昨日正式に婚約したの……。」
ディアが照れ照れしながら教える。
「ってゆーか……ガルダってロリコン……?」
ボソッと聞こえた声に慌てるガルダ。
「い、いや、そんな事は……。愛した女性がディアだっただけで、べ、別にロリコンって訳じゃ……」
「ロリコンだろ?ペッティングするくらいだし。」
ティムの一言で場は騒然となる。
「添い寝してペッティングとは……。子供相手に欲情したという事ですね……。貴方、やっぱりロリコンです。」
冷静に分析していたヴィシュヌがつぶやいた。
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