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「貴方に言われたくありませんよ!産まれたての女神を娶ったくせに!それこそロリコンじゃないですか!」
それを聞き、ずさっとヴィシュヌから離れる女生徒達。
その痛い視線にヴィシュヌが真っ赤になる。
「へ、変なこと言わないで下さい!ラクシュミーは大人の女性として産まれたでしょ!?しかも全員がラクシュミーに求婚したのに私だけロリコン扱いするなんて卑怯ですよ!天界と下界を一緒にしないで下さい!」
「全員が求婚……ガルダ……も……?」
またもや泣き出しそうになるディア。
「わ、私はしてないですよ!?私が産まれたのはもっと後だったんですから!大体、私はラクシュミーさんに恋愛感情なんて」
「貴方もあの場にいたら絶対していましたね。それがラクシュミーの魅力の一つなんですから。」
乳海から産まれた美しい女神は、神だけでなく魔神をも虜にしたのだからと、自分の神妃の魅力を笑って自慢するヴィシュヌ神。
ディアの不安そうな顔を見て、ムッとしたガルダが鷲に化身して彼の頭上に飛んだ。
「なに笑ってるんですか!余計な事言うからディアが泣いたでしょ!?許しませんよ!」
ガツガツ頭をつつかれて。
「いたっ!またそうやってつつく!本気で怒りますよ!?」
スチャッとチャクラを取り出し構えるヴィシュヌ。
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