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そんな姿を見て、二人に気づいた日本のファンが集まり出した。
「あ、あの、シヴァ神様とドゥルガー様ですよね?サインお願いできますか?」
ぎこちない英語で話しかけられ微笑む二人。
「日本語で大丈夫ですよ。あ、でも少し待ってもらえますか?先にお参りしちゃいますから。」
「ごめんね~。アゴスとフィリアを祈祷してもらうの。」
後で時間を作るからと、笑ってファン達と別れる。
賽銭箱にお金を入れ、願をかける二人。
と、シルビアがくすくす笑い出した。
「何がおかしいんです?」
「ん?ふふ、貴方のお願い、ちゃ~んと叶うわよ。」
ウインクされ真っ赤になる。
彼女は愛を司る女神だった。
「はは、ずっとラブラブ生活……ですね。貴女のお願いも叶うと思いますよ。演武の大会で優勝して資金稼ぎ。」
「あ、そっか。貴方も戦いを司ってたんだっけ。やぁだ、願い事筒抜けね。」
顔を見合わせ笑い出す。
そのまま移動し、御守りを買った。
両親と娘夫婦。
孫と甥と姪、そして子供達。
自分達とシヴァ夫婦。
アゴス達の分を買い、清算する。
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