31人が本棚に入れています
本棚に追加
「おばあちゃん!どお!?私達ペア!?」
シルビアが育成部にいると聞き、運動場に駆け込んだ。
「ん~……あれ?ごめん、まだ分かんない。」
「何で!?16歳になったよ!?」
「何でって言われても……。シャスタ、ディアが産まれた時間は?」
「18時38分です。」
「って事ね。あと3時間くらいしたらはっきりするわ。」
え~、と膨れるディア。
「それよりトレーニングは?さぼりは許さないわよ。」
「き、今日は休んじゃだめ?」
「駄目。毎年誕生日でもやってたでしょ?何で休みたいのよ。」
ぽっと赤くなり、ガルダの顔を見る。
代わりに言ってと目が訴えていた。
「えーと、その、解禁日……?」
頬をぽりぽりガルダが言う。
「あ、そーゆー事か。確かに身体に堪えそうよね。でもトレーニングはちゃんとしなさい。」
「おばあちゃんの鬼!ガルダの攻めって凄いのに!最後までやったら死んじゃう!」
「わっ、それ言っちゃ駄目ですよ!」
慌てて口を塞ぐガルダ。
ジロッとシルビアに睨まれる。
「まさか解禁前にやったなんて事は……」
ぶんぶん首を振る二人。
.
最初のコメントを投稿しよう!