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「大丈夫よ。愛してるんでしょ?痛みより嬉しさが先立つんだから。」
「3回の経験者は語る━━ですか?」
フッと笑ってシャスタが言った。
「そうよ~。でもねぇ……優しかったのはクレルモンの時だけだったわ。」
前世の経験を話すシルビア。
「マクファーソンの時なんか処女の事すっかり忘れてて、直前で思い出して待ったかけたのに普通にやられちゃったし。ハウエルも同じよね。すっごく痛かったわ。」
「はは、すみません。でも20年待ち焦がれた貴女を目の前にしてるんですよ?そんな事、考えてる余裕なんてある訳ないじゃないですか。愛して止まない貴女が戻って来たんですから……。」
そう言ってシャスタが口づける。
シルビアは嬉しそうにごろごろしていた。
「やっぱり……怖いかも……。」
話を聞いて余計に怖くなったらしい。
「あ、ごめんね。でも本当に大丈夫よ。一つになった喜びは痛みを越えるの……。ふふ、シャスタ、一つになろっか。」
「はい。ではシャワーを浴びながら……。」
くすくす笑いながら二人は自宅に帰って行った。
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