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そういう時は決まって症状が酷く現れる。 一時は痒みのせいで耳を掻き毟り、目も当てられないほどの傷があったのだが、ある日を境に落ち着いた。 しかし反面、私の耳は今まで以上に、はっきりと、ある音を拾い始めた。 どうやらそれは私の肉体の何処か奥の方から鳴っていて、腐っていく、蝕まれていく、じくじく、じくじく、そんな音だ。
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