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「プレミアムユーザーですから、髪型等はゲーム内で自由に変えれますよ」
「あ、そうなんですか」
そう言われて、私は可愛い帽子等も被りやすいように毛先にゆるいウェーブがかかったロングヘアにした。
髪の色は、蜂蜜のように甘そうな金髪に目はマリンブルーに決めた。
声も選べるらしく、色々と選ぶもののどれもカッコイイ声ばかり。
聞いててうっとりするものの、目の前には男の娘。
目は零れ落ちそうなくらい大きく、肌は雪のように白い陶器肌。
慎重は小さく、手足は長く、爪は可愛らしい桜貝のよう。
唇はグロスを塗ったようにつやつやとして透明感があり、ぷっくりとしている。
睫毛は長く自然とカールして、足は華奢でお人形のように真っ直ぐになっている。
顔立ちも人形のようで、とても可愛らしい男の娘が、低いハスキーな声や艶のあるエロティックな声でささやくのだ。
私はそっと、地声を設定した。
「登録時にプレミアムユーザーになっていただいたので、特別に三着だけお好きなアバターをプレゼントしております」
そう言われて、キャラ画面からいっきに服の一覧が載った画面に移動した。
服は非常に多く、両手で数えられないくらいの数が載っていた。
とあるタブのほうに、限定アバターと書いてあったので、そこを選択すると服の量はいっきに減った。
10着くらいに減ってしまい、黒い革のコートやら、白い革ジャンやら、どれもこれもイケメン用の服ばかりだった。
男の娘でも着れそうな服と言えば、魔法使いっぽそうな白いドレスローブに短パン、そしてロングブーツにニーソックスと丸い風船のような帽子。あちらこちらにピンクのリボンがついており、これならリアルでも着れそうだな、と思う可愛らしいロリータファッションがあったので、それにチェックを入れる。
次に見たのは、私が憧れている甘ロリブランドの服だ。
薄いピンク色のフリフリの服に、可愛らしい傘とバラのレースが入ったガーターベルトと白いリボンのついたパンプス、ピンク色のヘッドドレスには長い白いレースがついている。
現実では高い服だったので買わなかったけれども、いいなと思って衝動的にチェックを入れた。
最後に見たのは、白と黒のゴスロリ服だった。
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