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涙目で
飛び出した
背中追いかけて
午前一時の
アスファルト蹴る
タクシーのテールランプと
ふくらはぎ
角を曲がるも
脳から消えず
うわ
これは
結構キツイ
膝ついてのろのろ見上ぐ
下弦の月を
左手に
繋がるための薄い箱
繋げるための声が
浮かばず
謝るにしても
理由を教えてと言うのもなんか
子供みたいで
随分と
髪が伸びたな
かきあげた
手をそのままで
額抑える
とりあえず明日も仕事
なんだから
戻って寝ないとダメなわけだが
留守電に
ちゃんと寝ろよと
声残す
ムリだろうけど
あいつも俺も
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