どうすれば…

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「苓華さん。 お久しぶりです」 鶫ちゃんの次は五紀さん。 4年前は床に伏せったまま起きることさえままならなかったけど…今はロキくんのお蔭で凄く元気そうだよ。 「苓華ちゃん。 元気そうで良かった~」 「…右に同じく」 「う、うん。元気だよ!」 五紀さんと喋り終えると七希ちゃんが私に飛びつく。 あんなに幼かった七希ちゃんは今では高校生で3年の最後の年を迎えているなんて…なんだか、無駄に年とった気分。 八貴くんも思春期なのか昔よりは口数が減ってしまった。 まだ小学生だった八貴くんも七希ちゃんと同じく高校生で1年生なんて…それに4年もたったんだ。 私より背だって大きいし声も凄く低い。 なんだかロキくんに似てきちゃったな…。 「苓華ちゃん! 来てくれてありがとう」 そして、最後に私を誘ってくれた張本人。 美羽ちゃんが私の手を掴み嬉しそうに笑ってる。
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