絶望

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絶望

「おい、しっかりしろ!」 薄れゆく意識の中、男の声が聞こえてきた 自分の腹部からはおびただしい血液が流れ出している 確か… 俺はいきなりナイフで刺された どうしてこんなことに… 男は必死に俺の手当てをしているようだ 俺は… この島で死ぬのか… 澄み渡る青空が妙に心地よく思えてきた 目をつぶると砂浜の方からさざ波の音が聞こえる まぁ…こんな死に方も悪くないかもな これは神様が俺のおかした罪へ罰をあたえたのかもしれない
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