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いきなり激しくなった責めに、掠れた喘ぎしか出ない。
急速に高められた快感に頭の裏側でぱちっと火花が散ったみたいに、真っ白になる。
押さえつけられたシーツの狭間でびくびくと痙攣するのを感じながら。
――― あぁ。
また、シーツ洗わなきゃ。
と、毎度の心配事をする。
激しい息で上下する俺の肩に唇を落として先生が言った。
「ちゃんと朝飯も食わしてもらったし。午後診の時間までこうしてようか」
………は?
薄く目を開ければ汗が目に沁みた。
――― まだ2時間以上、あるんですけど。
壁掛け時計を見上げて、さっき迂闊に頷いたことを後悔した。
【極甘バレンタイン】
end.
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