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私は考えていた。
なぜこうなったか｡
想い出す｡
入れ代わったように。
憎しみしか考えられなくなった。
このとき。
憎しみだった。
苦しかった。
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
動けない。
動けない。
想い動けない。
完全に煮えたぎる憎しみの想い。
動かない。
想い動けない。
なにかが私を縛る。
邪魔だ不快だ。
そして。
悲しんだ。
入れ代わったように｡
悲しみしか考えられなくなった。
長々と続いた。
そして私はそんな悲しみと憎しみを見ていた。
すごい影響力だ。
異様だ。
とてもじゃないけど。
比べられるなにかは存在しなかった。
･絶対にいない。
･いるわけがない。
私はそんな 瀕死の悲しみと憎しみを想った。
本当にかわいそう。
かわいそうでしかたがない。
どうにかしてあげたい。
こんなのあんまりだ。
私の宝物なのに。
私は想った。
想い動くということを。
想い動くよね。
うん。
当然だ。
本能と想いって｡
別？
動物のような本能。
人の想い。
どちらも同じだろう。
本能もあるし｡
想いもある。
そして動く。
人と動物？
どちらも動物と私は想うけど｡
どこか区別しているとこがある。
どう考えても。
どう優しく大きく考えても。
人は区別している。
動物と人と。
種類などではない。
区別してる。
私も想う。
区別してる。
絶対に区別してる。
してるよね。
どうしてこうなった？
生態系？
歴史？
私は想う。
圧倒的な悲しみと憎しみの影響力の力を借りて。
借りて？
よく解らない。
とにかく想った。
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