第2話

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「そうよ。相手に絶対服従の明示。一般の女とは違う……その筋の男の性的パートナーの証。私みたいな女の、そう言う相手への仕事……受けた事あるの?」 「ありますよ。その時は必ず、施術にその相手の男性が立ち会っていますけどね。自分の女に対して変な指の動きはないか見張っているんですよ」 「あなた……イケメンだし……手も器用そうだし。そうでもしないと女のほうがその気になるかもね。それに指、器用じゃないとこう言う職には付けないわよね」 俺は何も言わず、師匠の斎藤さんから聞いていたインクを種類別にピックアップする。
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