プロローグ

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俺は運が悪すぎる。 これは自他共に認める事実だ。 もし、俺を「別に運悪くないよね?」とか言うのなら運の悪いやつというのは俺を基準にするなら多分家を出たら偶然空から横綱が落ちてきて潰れて死ぬレベルになるだろう。 とにかく、俺は運が悪い。別に自慢とかそういうことじゃないんだけどね。そもそも自慢にならないし。シャレにならないし。 歩いてたらトラックが目の前に落ちるわ、すぐ後ろの地面が急に抜けるわ、壁に手をついたら建物が崩壊するわでもう何回も死ぬような思いをしている。
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