第1話

１、

初めて、病気になったと記憶で残っているのは車イスに乗った自分と不思議な感覚でした。

近くにいた人が何か懐かしい感じがするのに名前とか色々でない。

それが始まり。

その後、色々な病院に回されても全然原因がわからず最後に回った病院で病名と原因が分かりました。

それが今現在も通っている大学病院です。

今は、そこまで悪くないのですが、当時は寝たきり、と言うより一度眠ってしまうと大分時間がたたないと意識が戻らないと言うことがありました。

記憶もなくなっていって絶望になったわたしを助けてくれたのが好きな人と友達とかでした。

周りの大切さが身にしみ人の大切をしっかりと実感したのは、多分その時が初めてなんだと思います。