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そしてシャウエッセンを頬張りながらギルドに向かう。
すると、
ガサッ
クリイ「む?!」
どうやら前方の茂みがガサガサと動いているようだ。
クリイ「なんだろ……?」
そういって近づこうとすると、
ビュンッ!
クリイ「おっと」
茂みから何かが飛び出して来た。だが、そこまで速くなかったので簡単に避けることができた。
そしてそいつを見てみると、全身が青白い体毛で覆われている狐だった。
(貴様……何者だ……我の速さに反応出来ただと……?)
クリイ「ん?そこまで速くなかったぞ?」
どうやら俺は基本の身体能力も上がってるらしい。
(ククク……久しぶりに楽しめそうだ……な!!!!)
すると、狐は俺の周囲をグルグルと回り始めた。
……うん。
全く速くない。
このままグルグル回られるのも目障りなので瞬時に狐の懐に入り、拳を捩じ込ませた。
(ぐっ!)
そう苦痛の声をあげて狐は近くの木に思いっきりぶつかった。
クリイ「うーわ……肉弾戦もチートかよ……」
そして俺は狐の安否が気になったので、木の側でぐったりしている狐の元に向かう。
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