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クリイ「おいお前。大丈夫か?」
(ぐ……とどめ…を…ささないのか…………?)
クリイ「とどめ?俺はお前が目障りだったから吹っ飛ばしただけ。別に殺そうなんて思ってねえよ。」
(ククク……お主、気に入ったぞ……ククク……)
クリイ「なんだよ急に笑い出しやがってキモいぞ」
急に笑い出した狐に対し、俺はシャウエッセンを出して頬張る。
クリイ「やっぱうめー!!」
(なあお主、我を使い魔にする気はないか?)
レク「……は?」
危うく俺はシャウエッセンを落としそうになった。
えっと……検索検索。
"使い魔契約"
簡単にいえば、人間と魔物の心を繋ぐ契約。
それには魔物が主と"人生を共にする"という強い思いが必要。
レク「なるほどな……んで、なんで急に?」
(簡単だ。我はお主を気に入ったのだ。初めて我を負かしたのだからな。)
クリイ「え……お前初めて負けたの?」
(その通りだ。我の速さについてこれる者もいなかった。一応我は"陸の王者"。そして『コマンドフォックス』という名もあるのだぞ。)
んじゃ、俺は陸の王者を一瞬で倒したと……
チートだな……
(さあ、我に名をつけ魔力を流すのだ!)
クリイ「はいはい…じゃあこれからお前の名は……コマスだ!!!」
俺がそういって魔力を流し込むと、コマスの体が大きく光った。
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