魔獣侵攻…防衛最前線…

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「グオォォ!!」 「うるせぇな」 学生達が耳を塞ぐ程の咆哮、リザリー達も眉間に皺を寄せていた。 「こんなしょっぱなからイレギュラーなんて…」 「じゃあコイツは俺が引き受けるぜ?」 「ちょっ…!程人君、正気なの!?一人では倒せっこ無いって!ドラゴンだよ!?」 マキナとリザリーが驚いたように両側の肩をそれぞれ掴んだ。 「だってこんな所で無駄な人員と時間を消費してる場合じゃないだろ?」 ってか何かイレギュラーが起きた時の為に俺を呼んだんだろ?と言うと二人は肩から手を離す。 「…だがどうやって移動させる?ココで戦うなら…」 「うおっと!」 エルーが喋ってる最中にドラゴンが俺たちと学生達を飲み込むようなデカイ炎を吐いた。 俺はドラゴンの前に移動し剣を回して炎を刃に絡めるようにして防ぐ。 「暑…もう二分は吐いてるぞ…」 3分ちょい前ぐらいでようやく炎が止んだ。 俺は更に強く回して炎を上に逃がした。 ラッキー、剣が炎に熱される事で斬れ味が増したぜ。
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