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「お前の痛覚を麻痺させたから痛みは感じないぜ」
『ふん、情けのつもりか?後で後悔しても遅い!』
尻尾での攻撃を剣で受け流して翼を根元から両方とも斬り裂いた。
「へへーん…翼いただき」
『効かんわ!』
俺を狙って青い火炎弾を三発連続で吐き出す。
「危なっ…」
ドラゴンってのは人間がツバを吐くように火炎弾を吐くから、限りなく何発でも飛んでくるんだけど。
体内に特殊な器官を持ってると羨ましいね。
ソコから分泌される霧状の息の成分は多分アルコールと酸素…少しの水素あたりかな?
頑丈な歯と歯を擦り合わせる事によって発生する火花を種に炎を吐きやがる。
まあ原理が分かれば予備動作も見えてくるから予想しやすいんだけどね。
「次は両腕をもらおうか」
俺は迫り来る炎を剣を振って軌道を変える。
ドラゴンの懐に飛び込んで両腕を根元の方からバッサリと斬り落とした。
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