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劉備は、陸遜等、諸将を建業城に呼び寄せた。
「陸遜伯言でございます。」
「黄蓋公覆でございます。」
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諸将は挨拶した。
劉備は玉座から降りて出迎えた。
「方々。
ご苦労でした。
朕は時の運により、はからずも帝位にあり、国を統一する事が出来たんです。
孫権殿が滅んだは決して、偶然であり、また、時代のなすわざです。
方々は己の才を生かして、朕を助けて欲しい。」
しかし。陸遜達はやはり。
「申し訳ないと思いますが、我々が敗れたとあれば、もはや、我々の時代は終わりを迎えたのです。
どうか、隠居をお許しください。」
劉備に仕える気はなく、辞去したのである。
彼らが、孫紹のもとに行ったのかは、歴史は記していない。
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