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「だから、言ってるじゃないの。
悲しむと決心が揺らぐって!」
「そう云われても……」
「みっともない……。
フフフ。」
「よく笑ってられるな…。」
「悲しませちゃ悪いので。」
「既に悲しい。」
「それもそうね。
陛下の前では泣かないと決めたからよ……。
ぐすっ……。」
言いながらも孫尚香は泣き出す。
「どうやら、私たちは結ばれてはいけないのやもしれぬな…。」
「陛下……。」
その時。
邪魔者:諸葛亮が入ってきた。
「陛下……。
貴妃様……。」
「なんだ!
孔明。」
諸葛亮は話し出す。
「貴妃様。
あなたに罪はありませぬ。
一重に罪は、あなたの兄上を嵌めた私に責任はありまする。
臣を罰しても構いませぬ。
だから、どうか……。
陛下を悲しませるようなことはしないでください。」
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