小覇王の悲恋

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「おい。客人を案内してやれ!」 執事を呼びつけ、孫策たちに屋敷を案内するよう命じた。 「はい。」 執事は屋敷を案内し始める。 「ここが客間で、こちらが居間です。」 淡々と流れ作業のように説明する執事に、孫策は耐えられなかった。 「お嬢様方の部屋はどこです?」 「それは……。」 執事はしどろもどろ。 助け船出すか…。 見かねた周瑜は 「別に挨拶するだけですよ。何も強姦の手引きをする訳じゃあないんだし。」 と言う。 孫策もうなずいて語る。 「そうだとも。」 執事もついに折れたようだ。 「はい…。」 お嬢様達の部屋のほうに案内した。
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