すごく特殊な愛の形

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   ――遊ぶ、という行為は、人生を豊かにするエッセンスなのである。だから、何者もこれを邪魔してはならない――  親兄弟のピンチなら、遊んでる途中でも駆け付けるべきだけどね。  今日僕の席に着いたのは、ミワちゃんとサエちゃんだって。あんまり話した事のない女の子達だけど、可愛いからとても嬉しい。  女の子はそのままでも可愛いけれど、着飾ったらもっと可愛い。憂鬱な暗さを吹き飛ばすようなネオン。キラキラなドレスの女の子達。普通の女の子はなかなかドレスまで着る事はないから、僕はキャバクラが好きだ。お話楽しいし。 「いっくん、それ煙管ですかぁ? 様になってて、カッコイイですぅ」  僕がニューアイテムを吹かすと、さっそくサエちゃんが褒めてくれる。 「でしょ? 彼女がイラスト描いてるの見て、ピンと来たの。渋いいっくんカッコイイでしょ」 「彼女さんいるんですかぁ? ざんねーん」 「サエちゃん拗ねちゃった? ごめんね、僕可愛い彼女いるの。いつか結婚して、新婚旅行にハワイ行くのが夢なんだ」 「いっくんって、堅実なんですねぇ。じゃあ、未来の新婚さんを記念してぇ……かんぱーい!」  
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