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その男は
エレベーターへと乗り込んで、勢いよく私の前にそびえ立った。
その反動でエレベーターが揺れる。
い…
「いやぁああっっ!!!!!!」
やだやだやだっ
ゆゆゆ、揺れてるッッ!!
「お、落ちるぅぅッッ!!」
私は涙目になりながらその男を睨み付けた。
「ちょっとーー!!いきなりなんなの…っ」
と言いかけた時、その男の見えている片目に思いっっきり睨まれた。
「ゔっ…」
片目でこれだけ恐いんだから、両目で睨まれていたらどれだけ恐ろしかったものか…
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