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彼が上半身裸になりかけていたからだ。
ボタンが全て外されたシャツを羽織っている状態だ。
「なぁっ!?何してんの!?!!!」
「何って…着替えるんだろ?」
悪意のないその顔に怒りを覚える。
顔がみるみる赤くなっていく。色んな意味で。
まるで私が変なこと考えてるみたいじゃないっ!
そんな私の顔を見て、またまた彼が表情を変える。ニヤリと顔を歪めて…
「ん?まさか…変なコト考えてたのか…?」
…楽しそうに問う。
「な…なわけッ!!」
私の顔を覗きこむ彼をまともに見ることが出来ない。
シャツの中から覗く彼の鎖骨、程よく鍛えられている体が死ぬほどエロい。
あああっもう!!
私は彼を弾き飛ばすと、用意していた洋服を彼に投げ捨てて部屋を飛び出した。
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