忙しい夫婦

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希春には柚多夏に隠し事が無くなり罪悪感も消えていた。 そして理解ある柚多夏に感謝していた。 しかし… 土日に希春が執筆活動の為に横浜に行くと金曜の午後に家を出るので 相変わらず忙しい柚多夏と顔を合わせる時間がどんどん少なくなった。 仕事が終わるまでの辛抱と希春は仕事に集中した。 平日の週2日か3日、出張で柚多夏が横浜や東北に行っていた。 柚多夏のある一週間 月曜日は 朝食を希春と食べて出勤。 帰宅は遅く夕飯は済ませて23時ごろ帰宅。 火曜日は 早朝から出張が多いので、 朝食を簡単に済ませる。 帰宅は20時頃と早目なので夕飯は自宅で希春と食べた。 水曜日は 朝食を希春と一緒に食べて出勤。 帰宅は遅く食事は済ませてから帰宅。 木曜日は 朝食を希春と一緒に食べて出勤。 帰宅は遅く食事は済ませてから帰宅。 午後から出張になる事も多い。その時は帰宅しないで泊まりで仕事関係者や同僚と飲み会になる 金曜日は 出張で早目の朝食を簡単に済ませる。 夜は飲み会になり午前様。 土曜日は 休日出勤。遅目に出勤。 夜は19時頃に行きつけのBARで 1人で飲んでから22時過ぎに帰宅。 土曜のスケジュールは希春が横浜に行かなくても柚多夏は独身の時からの習慣を続けていた。 大阪だけでなく 横浜にも 柚多夏が1人で行く行きつけのBARがあった。 それを希春は知らない。 希春と出会った時にはそのBARには行ってなかった。 結婚してからまた行き始めた場所だった。 希春には同僚と飲んでると言ってあった。 日曜日は 休日出勤。遅目に出勤。 夜は17時頃に帰宅。 希春が18時頃に帰宅。 夕飯は希春と外食。 柚多夏は自宅で夕飯を食べる日は少なく、遅くに帰宅するので顔をチラリと見て就寝と言う日々が3ヶ月も続いた。 書き溜めてあった分があるので、後、数ヶ月で希春の連載の仕事はひと段落する予定。 この生活は早く終わらせないと 柚多夏との生活が終わってしまうような気がした。 そんな不安になる気持ちを蹴散らして責任感がある希春は書くことに集中した。 最初は日曜日の午後には横浜を出て大阪の自宅に帰っていた希春だった。
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