0人が本棚に入れています
本棚に追加
衛藤が横浜に帰り、
希春はその夜、
久しぶりに家で夕飯を食べる柚多夏の為に
柚多夏の好きなものを沢山作って、
二人が大好きなビールにワインに日本酒も用意して待っていた。
好きな人を待つ事がこんなにも幸せで、待ち遠しいものだったのかと希春は思っていた。
カチャッと鍵のあく音がした。
嬉しさが弾んで自然に希春の体が玄関に向かう。
靴を脱ぐ柚多夏の姿が玄関にあった。
『おかえりなさい』
と希春が言うと
『ただいま』
と柚多夏が言う
当たり前の事、普通の事だけど
とても大切な事。
優しい空間が柚多夏と希春を包み込んでいく…ずっと、永遠に?
END
最初のコメントを投稿しよう!