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真田は黙った。
その間に、こくこく……とミルクティーを半分くらい飲み干す。
まだ熱くて、喉がちりちりした。
真田の瞳が、あたしに真っ直ぐ向けられる。
「あのエロいキスは、何のつもりだった」
「……」
「誘ってんのかと思った。なのにお前、とっとと帰っちまうし。意味判んねえだろ」
「し……したかったからしたんだ、けど」
「お前」
「真田が言ったんでしょ……その、あたしとキスするの……」
“気持ちいい”って……。
恥ずかしくて、最後は消え入りそうな声になってしまった。
「……お前」
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