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手の中のミルクティーがあったかい。
甘い香りに誘われながら、口をつける。
……おいしい。
「……お前には関係ねえだろ」
「じゃあ、あたしも関係ない。園田さんと何を話そうと、真田には」
驚いた。自分がこんな可愛くない物言いができる女だなんて。
男の人との会話に慣れてないって言ったって、今のがきつい言い方だってことくらいは判る。
でも、たぶん、こういう感じが正しいんだと思う。
真田のことが好きでたまらない感情を、だだ漏れにさせるわけにはいかないもの。
ややあって、真田はチッと小さく舌打ちをした。
「……お前、お構いなしか」
「え?」
ちら、と真田の顔を見る。
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