第6話

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   更に寄せられた真田の眉がそれを非難するから、「ここ、会社だよ」と小さく訴える。  ──それでも、  こうして真田と2人きりなのは嬉しい、  なんて思っちゃってるんだけど。 「お前、園田さんも狙ってんの」 「は?」 「……だから、昨夜の」 「違うって言ってるでしょ。しつこい」  自分でそういう誤解を招こうとしてやったことなら、ビッチぶってあしらったっていいんだけど。  違うから、本気で頭に来る。  顔色からあたしの不機嫌を読んだらしい真田は、気まずそうに肩をすくめた。 「先輩と同じ女と、とか嫌だろ。普通……」 「いい加減にして。ミルクティー、まだ熱いんだけど。ひっかけられたい?」 「そういうのは、やめろ」 「じゃあ謝って」 .
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