第21巻・はっく、ヨイショされる

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最後にこれは全くの余談なのですが、はっくにクレーン車のトミカを買い与えた時。 はっくには内緒であと二つトミカを買いました。 トミカには大きさによってグレード(主に値段)が変わるのは先にお話しましたが、その他に特殊トミカとしてプレミアムタイプがあります。 要は有名なアニメやディズニーなどとコラボしたトミカなのですが、これが中々センスが良いんです。 で。 「はっくが気に入らなかったらどこかに飾ろう」 という建前で、ミッキ○コラボのパトカーと、ドナル○コラボのホイールローダーをこっそり買いました。 嫁様宅に戻り、嫁様に披露するといたく好評だったのですが… その様子を物陰からじいっ…と見ていたのがはっくでした。 「なーんだ!他にも新しいのあるじゃん!これが噂の《さぷらいず》ってヤツぅ?」 とばかりに、ヤツはテーブルの上に置いていたプレミアムなトミカ(値段は通常のおよそ倍)をぐわしと掴みました。 ……カレーまみれの両手で。 「ああああああああああ!!!!!」 高級感のあるシックなミッキ○パトカーも、カラフルなドナル○ローダーも、あっと言う間に米粒まみれのまだらな黄金色に染まっていきます。 食事時のテーブルに置いていた迂闊さを呪いつつ、取り上げようともがくほど、タイヤもボディもスパイスまみれの加齢臭… ではなくて、カレー臭をその身に纏っていきます。 そしてテーブル下では、ぺろりと舌なめずりしながら 「何?新しいオモチャくれるの?」 とばかりに盛んに尻尾を振りまくる白い毛玉の姿が…。 テーブル下に落としたが最後、どこかへ拉致され、再び発見された時には穴(歯形)だらけのヨダレまみれになっているのは必定です。 結果的にその最悪の事態は回避されましたが、ちょこ氏の動向には要チェケラです。 プレミアムな輝きを一瞬だけ放ち、すぐ穴だらけとか悲しすぎるので。 ↓放っておくとこういう事をします。image=489915720.jpg
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